イスラム教とは

みなさん、こんにちは、前に、キリスト教を説明させて頂きましたが、

今日は世界三大宗教の一つイスラム教について、書きたいと思います。

中には、イスラム国が戦争をしているので、危険だと思われる方も

多いと思いますが、どのような宗教か知ることで、

また、見方も変わってくると思います。

まず、イスラム教は、唯一絶対の神(アッラー)を信仰し、

神が最後の預言者たる、ムハンマドを通じて人々に下した

とされるクルアーンの教えを信じ、従う一神教なんですよね。

この一神教は、ユダヤ教、キリスト教と同じなんですよね。

 

イスラム教は世界人口の22%と言われ、本当に世界中で、

たくさんの方が、信仰されています。

イスラム教はユダヤ教とキリスト教を起源とし

預言者、ムハンマド(マホメット)がアラビア半島のメッカで

誕生させた、もっとも新しい世界最大宗教で、

世界人口の17億人がイスラム教徒です。

 

でも、イスラム教もキリスト教も、世界最古の民族宗教ユダヤ教

が母体となっているんですよね。

ユダヤ人の歴史は、紀元前20世紀頃のアブラハムが起点となりますが、

ユダヤ教は、紀元前13世紀(推定:紀元前1280年頃)のモーセが

神から授けられた「十戒」によって、ほぼ現在につながる

宗教として確立されました。

3つとも信仰する神の呼称は違いますが、同じ唯一の神を崇めています。

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イスラム教では、神様への絶対服従が教えにあり

主にアフリカや東南アジア、インドに分布しているようです。

聖典はコーランで一日5回祈りを捧げます。

(仏教のお経本みたいなもの)

イスラム教の先達ともいうべきユダヤ教、キリスト教の

聖地エルサレムは、イスラム教勃興以後、イスラム勢力が政権を握り、

多くのイスラム教徒が他の一神教と共存するようになりました。

この三つの一神教による対立がエルサレムを巡る紛争になり、

現在も続いています。

日本のよう神仏習合みたいには、いかなかったんですが・・・

 

この争いの根本には、長い民族の争いや、嘆きの壁事件も

含まれていますが、西暦70年にローマ帝国によってユダヤ教の

礼拝地であるエルサレム神殿が破壊されました。

破壊を嘆くという意味で名づけられた嘆きの壁は、

現在も残る神殿の残骸で、ユダヤ教徒の祈りの場所となっています。

そのエルサレムに、イスラム教徒は672年にアル=アクサー・モスクを、

692年には岩のドームを神殿跡に建て、同地をマッカ、マディーナに次ぐ

イスラーム教の3番目の聖地とし、ここに現在まで続く嘆きの壁をめぐる

ユダヤ教徒とイスラム教徒との紛争のタネが出来たんですよね。

1929年8月には、イギリス委任統治領パレスチナのエルサレムにある

嘆きの壁で発生したアラブ人とユダヤ人の武力衝突があり

この事件がきっかけとなって、パレスチナ各地で

アラブ人による一連のユダヤ人襲撃が起こりました。

やられたらやり返すが根本にあるような気もします。

 

みなさん良く、イスラム教で、スンニ派とシーア派ってきくと思いますが、

イスラムの90%がムハンマドから3代目までを支持するスンニ派です。

ちなみに2代目、3代目は毒殺されています。

シーア派はムハンマドの正当な血をひくアリーの子孫4代目を支持しています。

派閥は他にもありますが、イスラムを一つにしようとすると、争いや戦争があり

過激派(IS)を生んでいる原因になっているんですよね。(アメリカ9.11)

でも、イスラム法では殺人は禁止されているので、

都合のいいように、政治に利用されたり、ごく一部の過激派が

教義を捻じ曲げていると思いますが・・・

 

それと、イスラム教には、昔、カリフ制度というものがあって、

カリフ(指導者)の指導によるものであれば、他国に攻めて行っても

いいことになってたんですよね。

でも、1920年代にカリフ制度はなくなりました。

戦争をするきっかけは、もともとの土地を取り返す防衛戦争という

位置づけなんだと思います。

イスラエルの紛争にしても、パレスチナ人が支配していた土地に

ユダヤ教徒がやってきてイスラエルを建国したことに対する

防衛戦争なんですよね。

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イスラム教徒は歴史上支配したことのない土地を占領するために

侵略戦争を起こすことはないですし、征服した土地に住む

異教徒をイスラム教に改宗させようという気もありません。

なので、戦争や内戦が長引くのは、大国がいろんな理由で介入する事が

原因だと思いますし、シリアの内戦なども、普通のデモから始まったものが

そこにいろいろな国が介入し、アルカイダも入り、おきた内戦なんですよね。

 

もともと住んでいた、民族分布などを無視して

大国が自分たちの理屈で中東の国境線を人工的に引いた結果、

国内に異質の民族や派閥が多く混じり、それぞれの集団を

外国が支援したりして、火種がくすぶり続ける状態に

なっているんだと思います。

 

純粋に宗教の教えを守る人々なので、その純粋さを

大国に利用されているのかもしれませんね。

ここで、簡単に有名な宗教の比較をしたいと思います。

宗教☆仏教☆キリスト教☆イスラム教ユダヤ教ヒンドゥー教
開祖(教祖)釈迦イエスキリストムハンマドモーセなし
信仰対象ゴッドアッラーアドナイシヴァ等
起源約2500年前約2000年前約1400年前約2500年前約2000年前
人口3.8億人22億人16億人1400万人10億人
教典仏教経典新約聖書コーラン旧約聖書ヴェーダ
教義三法印(四法印) 神を信じる六信五行(柱)ヤハウェ信仰地域や階層
四諦 八正道によって異なる
聖職者神父、牧師ウラマーラビブラフミン
(バラモン)
対象の数諸仏一神一神一神多神
宗教施設寺院教会モスク教会寺院

ヒンドゥー教は10億人いますが、インドネパールのみでしか

信仰されていないため、世界三大宗教には含まれません。

この表で見てもわかるように、仏教の歴史も古いんですよ~

 

基本的に宗教は自由ですし、神様に感謝したり、

亡き魂に手を合わせる事は、素晴らしい事だと思いますし

人間として大切な部分でもあると思います。

ただ、一部の利用されている人々が過激派になるのは、

本当に悲しい事ですよね。

宗教によっては割礼などもありますが、基本的に、

身体を傷つける行為は、神様も望んでいないと思いますが・・・

 

お互いが、より幸せになるための宗教だと思いますので、

話し合い、認め合い、理解しあう事が必要なのかもしれませんね。

宗教が人の欲で利用されない事を、心から願っています。

みなさんに開運が訪れますように・・・

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