みなさん、仏教の中でも、密教において、仏の呪力を願う儀式の、
加持祈祷って聞いた事がありますか
これを行う事が出来るのは、現代において密教のお寺
(真言宗や日蓮宗)の僧侶だけだと思います。
それと、行を積んだ僧侶じゃないと、出来ないんですよね。
そのため、この二つの宗派には荒行とよばれる過酷な行があります。
真言宗には、千日回峰行があり、日蓮宗には、100日荒行がありますよね。
弘法大師、空海は日本古来の修験道と密教を合成して
日本独自の密教を作り上げましたし、
日蓮宗にも、木剣加持や、祈祷経というのを著しました。
日本の加持祈祷は、仏教伝来後、日本古来の呪法と結びつき、
神仏の力で民衆を加護するために
呪文(お経)を唱えご祈祷したんですよね。
聖徳太子も、鎮護国家の思想のために、法隆寺を建立しましたが、
これも、加持祈祷の一環だったとされています。
その後は、陰陽道や神道と混ざり、日本独特な祈祷方法に
なってると思います。
加持祈祷には、息を吹きかける、吹き加持などがあったり
それと手のひらに、呪文のような文字を書き、どの指が揺れるかによって、
障りの原因を見極める方法や、焼身供養など、
さまざまなご祈祷方法もあります。
加持祈祷にも、いろいろな種類がありますが、民衆を救うために、
行われたきた、儀式なんですよね~
でもこの加持祈祷を行える僧侶は、日本でも本当に数が少ないと思いますが、
現代でも、行われています。
それなりに、行をつんでいないと、出来ないので、
まず普通ののお坊さんでは、無理だと思います。
現代のお寺は葬儀だけになってきているので、
正直、やり方もわからないでしょう。
お坊さんだって人間なので、やはり過酷な行はやりたくない人もいるので・・・
でも、その過酷な行を積むことで、人の痛みが分かり、見えない力を、
神様が、授けてくれるような気がします。
一般の方でも、写経や、お経を、念じて唱えるだけでも、
お経に力が生まれます。
お経にも、たくさん種類がありますが、
結局は、元が同じなので、宗派が違っても、唱えるお経があるんですよね。
お経の中の開経偈(かいきょうげ)というのは、どの宗派でも必ず唱えますし、
それと観音経もほとんどの宗派で唱えます。
みなさんご存知の般若心経は、唱えない宗派もあるんですよね。
真言宗はインド読みにちかいので、呪文のように独特ですけど・・・
人間も音楽で喜怒哀楽したりしますよね。
亡くなった人もお経で、癒されます。
そのお経をとなえる人の念が、経力となり、その経力で、
人々を救うのが 福徳力になります。
曹洞宗は禅宗といわれ、座禅で精神をきたえます。
唱えるお経も、おもに大悲心陀羅尼を唱えます。
日蓮宗は壽量品第十六や方便品第二が大切なお経です。(南無妙法蓮華経)
真言宗は光明真言(こうみょうしんごん)と般若心経 浄土宗などは、
阿弥陀経(南無阿弥陀仏) でもほとんど、もとが同じなので
(お釈迦様(ブッタ))
あとは、 宗祖の受け取り方の違いで、各宗派にわかれてる感じなんですけどね。
でも年とともに、聞く音楽も変わってきて、
最後はみんなが、お経で癒されるんでしょうね。
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